BLOG ブログ

資産運用について

銀行で金融商品を購入してはいけない?!意向把握のワナ

大阪府豊中市のファイナンシャルプランナー
しめだです

今回は先日お客さまよりご相談のあった内容について
実際にハマってしまっていたワナについてお伝えしていきたいと思います。

目次

銀行で金融商品の購入

現在、弊社も含めてですが投資性金融商品を販売する際は
お客さまの意向把握というものをしないといけないルールになっています。

要するに、元本割れする可能性のる商品を販売する際は
お客さまの意向を確認してそれに合致したものを提供しないと
いけないということです。

お客さまがリスクが低いものを希望しているのに
リスクが高い商品を提供されることがないように
ということです。

どうしてもお客さまの方が情報弱者ということになってしまうので
消費者保護の観点からこういったルールが設けられるように
なってきています。

そしてこの意向把握にこそワナが発生するんです。

意向把握のワナ

意向把握ということで
お客さまの意向を確認していくのですが
投資経験のないお客さまが意向を確認されると
ほどんどのケースで安定・保守的な意向ということになります。

この意向をもとに提供される商品は
投資信託でも債券がベースになっているものになるのです。

債券というともちろんリスクが低いですが
リターンも低いものになります。

この表面だけのプロセスを確認すると何ら問題はないのですが
本当にこのお客さまの意向通りなのかと確認すると
そうではなかったのです。

NISA(ニーサ)枠で投資信託を購入している

ご相談のお客さまも
銀行で購入した投資信託はNISA(ニーサ)枠で
購入されていました。

NISA(ニーサ)は利益に対して非課税という制度です

お金が増えて利益がでないと全く持って意味がないんです。

意向把握で安定・保守的となっても
本当の意向はお金を増やしたいというのが
真の意向ではないのでしょうか?

詳しく状況などをおききしていくと
やはりお金を少しでも増やしていきたいとのことでした。

銀行のプロセス上仕方ない

銀行のプロセスを考えると

ひとりのお客さまに時間をかけて丁寧に意向把握の部分を
解説したり投資教育する時間が取れない

銀行の看板があるので意向把握通りの商品提供でないとあとあと
クレームを受けることになるので何としても回避したい

という事情が銀行にはあるので
このようなことを踏まえると銀行では投資性金融商品の購入は
控えた方がよいのではないかと思うわけです。

投資教育を経て意向把握

このお客さまにも
時間をかけて投資教育を受けていただき

資産状況や年齢や家族状況
希望するライフプランなどを一緒に確認して
そこで初めて自分自身の希望する意向というものを
認識して頂けるまでになりました。

ここまできてようやく
商品の選択となり、
少しでも増やしていきたいと
という意向のもとで商品選択をされました。

当然、これで終了ということではなく
これがスタートとなるわけですが
ここからも学び続けていただきたいと思いますし

最初から弊社にご相談いただければ
銀行でのムダな商品の購入によるコストを支払わずに
済んでいたと思うと時間も含めて非常にもったいないことを
したとおっしゃられていました。


あなたも将来の資産形成を始めていこうということであれば
一度ご相談くださいませ。
NISA(ニーサ)iDeCo(イデコ)の非課税制度を
フル活用するためのサポートをさせていただきます。

お問合せ


SHARE

ブログ一覧